今日は、すこし、ちがう。

50歩100歩の違いは、1年続くと1万8250歩の差になる。小さな違いを、バカにしちゃいけないのだ。

コーヒー豆と秋の空

いつものコーヒー屋さんで、マンデリンとブラジル(アナエロピック)を200グラムずつ買った。

 

コーヒー豆がひしめき合う瓶の蓋を開いた瞬間、マンデリンの甘い香りがした。

 

店主が「今日は夏みたいだね」とひとこと。日中は部屋にこもっていたから、暑さは感じなかったけど、僕は笑って「そうですね」とうなずいた。こういうのも、嘘って言うのだとしたら、いい人ほど嘘つきなんだろうな。

 

スーパーにも寄って、インドの青鬼を4本買った。帰り道は金木犀の香りに包まれていた。

 

気管いっぱいに秋が染み渡った、日曜日だった。