2022-10-03 コーヒー豆と秋の空 いつものコーヒー屋さんで、マンデリンとブラジル(アナエロピック)を200グラムずつ買った。 コーヒー豆がひしめき合う瓶の蓋を開いた瞬間、マンデリンの甘い香りがした。 店主が「今日は夏みたいだね」とひとこと。日中は部屋にこもっていたから、暑さは感じなかったけど、僕は笑って「そうですね」とうなずいた。こういうのも、嘘って言うのだとしたら、いい人ほど嘘つきなんだろうな。 スーパーにも寄って、インドの青鬼を4本買った。帰り道は金木犀の香りに包まれていた。 気管いっぱいに秋が染み渡った、日曜日だった。