お茶の間が帰ってきた?
スマホやタブレットの普及に寄って、お茶の間に家族が集ってTVを観る光景がなくなった。いわゆる「お茶の間」が消滅するといったことが言われていました。
それから3年。実際のところ、お茶の間は無くなっていない。むしろ、復活してきたようです。
その秘密はコネクテッドTVの普及。
コネクテッドTVとは、インターネットに接続されたTV型デバイスのこと。最近、TVを買った人にとっては当たり前だと思うけど、リモコンに「You Tube」や「Netflix」のボタンが最初からついているやつです。
大画面で「You Tube」や「Netflix」を見たいというニーズが大きいのでしょう。確かに迫力のある映画や、動きをよく見たいエクササイズ動画なんかも大画面で観られるのは大きなメリット。もちろん、家族みんなで一緒のコンテンツを視聴して、あーだこーだ言いながら観たいというニーズも変わらずあったんでしょうね。
さらに、大画面でコンテンツを視聴しながら、手元のスマホやタブレットで情報検索するという行動も増えているようです。スマホで動画視聴と検索が同時にやりづらいので、納得の行動。実際、TV画面で配信する広告は、ブランド名などのキーワード検索数もアップしているのだとか。
一昔前は、「TVがなくなる」「ラジオがなくなる」「新聞がなくなる」「雑誌がなくなる」と言われていたけど、結局、カタチやニーズへの対応の仕方を変えて生き残っている。場合によっては、以前よりもさらに活用されるようになっているのが面白いところです。